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一般的に、練習スタジオに備え付けられているドラムセットでは、
- 安価に購入できるハイハット
- 割れにくい厚くて頑丈なハイハット
が使われています。
ドラム初心者からパワー系のドラマーまで不特定多数の人が叩くため当然ですね。
それに対して、プロは求めるサウンドに応じて自分専用のハイハットを持っています。
- 万人が「良い音」と評価する高価なハイハット
- 割れやすくても薄くて繊細に反応するタイプのハイハット
- 自分の演奏ジャンルに適したハイハット
など、非常に様々です。
やはり、ハイハットを含むシンバルはチューニングができないので、欲しい音がたくさんある方は、数が必然的に増えてしまうんですよね…。
ですが、プロの音に近づこうとするならプロが使っている機材を使うのが一番!ということで今まで3回に渡り、ドラム機材の選び方をまとめてきました。
スネア購入で迷う初心者ドラマー必見【機材選び特集①スネアドラム編】
ドラムペダル購入で迷う初心者ドラマー必見【機材選び方特集②ペダル編】
ドラムシンバル購入で迷う初心者ドラマー必見【機材選び方特集③シンバル編】
そこで今回は、前回のシンバル類特集をさらに掘り下げ、ハイハットについて詳しく紹介していきます。ぜひ「機材選び特集③シンバル編」をみてから、こちらの記事を確認してくださいね!
目次
自分好みのハイハット・シンバルの選び方
初心者ドラマーは「普段使っているもの」を基準にしよう!
ハイハットと言えど、非常に多くのメーカーが存在します。
そのため、いきなり楽器屋に行ってみても「どれにしようかな…。」と迷ってしまうもの。
そこで初心者ドラマーの方にオススメなのが「練習スタジオで叩いているハイハットを基準にする」という方法です。
いつも使っているハイハットは、あなたにとってどう感じますか?
- 叩き心地が硬い/柔らかい
- 音がうるさい / 高い・低い
など、どんな些細なことでも紙に書き出してみましょう!
そして、そのハイハットが「どこのメーカーの、どのモデルなのか?」も把握しておくことを忘れずに。
- セイビアンのB8
- AジルジャンのNew Beat
など、ハイハットに直接名前が書いてあると思います。文字が消えていたり、何か分からなければスタジオのスタッフさんに聞けば教えてくれるはずですよ。
基準ができたら⓪具体的に音の方向性を決める
さて、1つの基準ができたことで、ぼんやりと「自分がどんな音を欲しているのか?」見えてきたと思います。
ですがこの時点で楽器屋に行くのもオススメできません。
そこで次に、スタジオのハイハットを基準にして「自分が音の方向性をどのように変化させたいか?」より具体的に考えていきましょう!
ここでは音の方向性について
- 音量・ボリューム
- 音程感・ピッチ
- 明るさ、暗さ
- 豊か、枯れている
と言った、シンバルの音でよく使われる表現を軸に説明してきます。
基準ができたら①音量・ボリュームを考える
まずは、音量です。
ハイハットを含むシンバルは叩く強さによって音量が変わりますが、そのハイハットの限界音量や、得意な音量の領域があります。
一般的に、分厚くて重い(Heavyな)ハイハットは、
- ロックやメタルドラマー向け
- 軽いタッチでは反応が悪く、ハイハットの音色の美味しいところが出ない
- 強く叩く必要があるが、限界音量が広く、音量が大きい
反対に、薄くて軽い(Thin、Lightな)ハイハットは、
- 繊細なジャンルのドラマー向け
- 音量が小さめで、軽く叩いてもよく反応して響く
- 思い切り叩いても、音量の頭打ちが早く来てしまい音量が出しづらい
基準ができたら②音程感・ピッチを考える
ハイハットを含むシンバルには、明確な音程というものはないのですが音程感はあります。
叩いてみて「高い音域が強いか、低い音域が強いか」と言った具合ですね。
また音程のことをピッチといいますが、シンバルもピッチが高いとか低いとか表現されます。
こちらは主にシンバルの厚みと口径によって変化し、
- 厚い or 口径が小さい:ハイハットは一般にピッチが高くなる
- 薄い or 口径が大きい:ハイハットは一般にピッチが低くなる
比較的バンド全体のアンサンブルの中で目立つためピッチが高いものが好まれがちですが、ポップスなどでは目立ちすぎて逆に邪魔ということもあります。
自分がやる音楽のジャンルに合いそうな音程感のシンバルを選んでみてください。
基準ができたら③明るさ、暗さを考える
シンバルメーカーによって「明るい=ブライト=Blight」 とか「暗い=ダーク=Dark」というように表現されることが多いです。
こちらは音程感・ピッチと重なる部分も多いのですが、若干違うニュアンスを含んでいます。
例えば、ピッチが高ければ明るく聴こえ、ピッチが低ければ暗く聴こえるというのが一般的なのですが、有名なシンバルメーカーのひとつであるセイビアンのサイトでは「ピッチはブライトで、サウンドはダーク」というような表現がされていたりもします。
シンバルの音は、一瞬ではなくある程度の時間持続します(減衰特性)ので、ここの印象を表現するために「ピッチはブライトで、サウンドはダーク」と書かれていたのですね。
ただし、金属の材質やハンマリングは、シンバル・メーカーの秘伝なので、ここで一概に「こうだったらこうだ!」と説明するのは難しいです。
なのでまずは、
- 明るく伸び伸びとした音が良い
- 暗く控えめなで複雑な音が良い
など、自分の好みや、演奏する音楽ジャンルに合わせて選択してみましょう。
基準ができたら④豊か、枯れているか?を考える
シンバルには「豊か=リッチ=rich」、「枯れている=ドライ=dry」という表現もあります。
例えば、同じシンバルでも使い込んでいくと、金属疲労でだんだんと鳴りが枯れていって渋い音になっていきます。
ジャズ・ドラマーはこういう枯れて渋い、ドライな音を求めて、あえて古いヴィンテージのシンバルを大枚はたいて買ったりします。
新品のシンバルを、あえて土の中に埋めて錆びさせてしまうとかいうツワモノもいたという話もありますね。笑
ちなみに「シンバルの音が豊か=シンバル自体がよく鳴り響く」ということです。
一般には、シンバルはよく鳴り響くのが望ましいのですが、音楽のジャンルによっては、あまり鳴り響かないほうが雰囲気が出たりする場合もあります。
基準ができたら⑤その他の表現から考える
シンバルやハイハットの音を表現する言葉は、他にも、
- 暖かい=ウォーム=warm
- papery=紙っぽい=クシャっとした音
- トラッシュ感がある=ゴミ箱っぽい=trashy
など、たくさんあります。
お店の人には「こんな感じ」で聞いてみよう!
質問文はお店にいく前に考えておこう!
複数あるシンバル・メーカーの膨大なラインナップから自力で探し出すのはかなり大変です。
ですので、先ほど紹介した5つのポイントを、言葉で表現して簡単な質問文を作ってみましょう。
先ほどのポイントを意識するだけで、かなり具体的になりましたね!
このように質問すれば、店員さんもしっかりと答えてくれるはず。
よりマニアックな店員さんなら…。
「すこし軽め・薄めのシンバル」、「ブライトでリッチなものが良い」と伝えれば、
と、シンバルの特性について詳しく教えてくれたり、
具体的なメーカーを教えてくれることもあるでしょう。
最後は必ず試打して購入を決めよう!
試打せずに購入する人なんていない!
楽器屋に行って試打するのって、とても緊張しますよね。
僕も初心者の時、同じ気持ちでした。
変な質問や、下手くそな演奏をして「店員さんに笑われたらどうしよう…。」なんて思っていました。
ですが、間違いなくそんな嫌な店員さんはいません!
ちなみに、僕が初めてペダルを試打しに行った時は、とても良い店員さんに説明してもらえました。
正直初めは「安ければなんでも良いかな〜」と思っていたのですが、いくつものペダルを試打したことで、
- 予算内で変える初心者用モデル
- 予算オーバーのハイグレードモデル
の違いや、メーカー毎のクセが明確にわかるようになり、最終的に自分の肌に一番あった予算オーバーのハイグレードモデルを購入しました。
では、早速試打してみよう!
ハイハットを試奏するときは、こんなところをチェックしてみましょう!
まずは王道の3種類ハイハット・クローズと、ハーフ、フルオープンの状態で叩きます。
- スティックのチップでボウを叩く
- スティックのショルダーでエッジを叩く
- スティックのショルダーでカップを叩く
次に、ハイハットを閉じる奏法で色々試してみます。
- ハイハットを踏んで、そのまま閉じ、チック音を出してみる
- ハイハットを踏んで、上下をぶつけてすぐに開き、スプラッシュ音を出してみる
さらにマニアックな試打方法
ジャズ・ドラマーが時々やる奏法ですが、ハイハットを下側から叩いてみたり、上下を逆さまにしてみたり…。
トリッキーなプレイが好きな人は、スティックトリックで試打してみたり…。
自分が出したい音だけでなく、面白い音を出すために試行錯誤している方は、以外と結構いらっしゃいますよ!
ハイハットも揃えたら、あなたのサウンドは明確に変わる!
主にシンバルの話が中心となりましたが、ハイハットを深く知る上ではシンバルの知識が重要なので、このような形でまとめました。
そして、最後に…。
「地方在住の人で、近くに、たくさんのシンバルを在庫しているお店がない人は通販とかでもいいんですか?」
という声が聞こえてきそうなので、追記しておきます。
地方から大都市に買いに行く交通費もバカになりませんから、どうしても買いたいモデルがあれば通販もありです。
もし、イメージと外れたシンバルを買ってしまっても、今ならネットでも楽器買取してくれるお店もありますからね。
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