「SING/シング」は2017年春に日本で公開された音楽映画。
動物達が賞金目当てに「歌のコンテスト」に出場する中で繰り広げられる、笑あり・涙ありのストーリーです。
登場人物が全て動物なので「子供向けかな〜」と思われるかもしれませんが、私はむしろ大人が見るべき映画だと感じています。
と言うのも、この映画を一言で言うならば夢を持つことの大切さを教えてくれる映画だからです。
もちろん豪華声優/ミュージシャンの歌声が1番の見所なのは間違いありません。
ですが、もし、あなたが今、
- 「日々の毎日が辛い」
- 「夢を挫折仕掛けている」
そう感じているなら、SING/シングを視聴されることをオススメします。
見終わった後、きっと本来のあなたらしい生き方に気づけることでしょう。
目次
映画の概要
映画のあらすじ
宇宙飛行士を目指していた主人公コアラのムーンは、6歳の頃見た舞台に魅力され、将来は劇場を運営したいと強く思うようになります。
その念願が叶い、大人になってからは劇場主となりますが、劇場は経営難で、銀行への返済などが難しくなってしまいます。
そんな中、ムーンは「歌のコンテスト」を行い、劇場を盛り上げることを考案。
しかし、賞金1000ドル(約10万円)で行うつもりが、間違えて10万ドル(約1000万円)と書かれたビラが街中に配られてしまい、応募者が殺到してしまいます。
そしてオーディションを行うムーンと、オーディション参加者との関わりの中で、物語が展開されていくのでした。
主要登場人物紹介
バスター・ムーン(コアラ)声優: マシュー・マコノヒー(内村光良)
この物語の主人公のコアラの男性です。
6歳の頃に父に連れて行ってもらった劇場でナナの演技に魅了され、宇宙飛行士の夢を捨て、父の援助で劇場を購入し、経営者となりました。
夢を叶えたのはいいものの、経営難に陥っており、歌のコンテストを思いつきます。
途中で、流石にムーンも落ち込んでいる描写もありますが、基本的には非常に楽天的で能天気で、元気を与えてくれます。
ミス・クローリー(イグアナ)/ 声優:ガース・シェニングス(田中真弓)
ムーンの劇場の事務員で、200歳を超えるおばあさんです。 右目は義眼を入れています。
彼女がタイプライターで「賞金1000ドル」を「賞金10万ドル」に打ち間違えた張本人です。
また、ムーンも確認することなく印刷し、さらに印刷した紙が部屋の窓から、町中にばら撒かれてしまい、その影響でコンテストへの応募者が殺到することとなります。
ムーンの劇場の唯一のパートナーです。
グンター(ブタ)/ 声優:ニック・クロール(斉藤司)
ブタの主婦ですが、ムーンの開催したオーディションを通過します。
元々旦那さんとの関係があまりうまくいっておらず、さらには子供が25人もいて、非常に大変な毎日を送っています。
基本的には歌うことが大好きで、ただダンスは苦手です。
この「歌のコンテスト」を機にいろいろな自信を取り戻し「夢を持つこと」の大切さを教えてくれます。
ミーナ(ゾウ)/ 声優:トリー・ケリー(MISIA)
とても歌がうまいのに、ものすごく内気で恥ずかしがり屋の可愛らしい少女です。
そんな性格が災いして、オーディションでも失敗してしまいますが、家族がムーンに話をつけ、コンテストの最終審査に出させてほしいとお願いするが、ムーンは勝手に舞台係に任命してしまいます。
結局、他の出場者が辞退したことにより、出場権を得ますが、その巨体が原因で劇場を崩壊させてしまいます。
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ジョニー(ゴリラ)/ 声優:タロン・エガートン(大橋卓弥)
ゴリラの少年で、彼のお父さんも映画には登場します。
元々お父さんが有名な盗賊団で、お父さんからは自分の跡を継ぐことを期待されているが、本当は歌が大好きです。
お父さんはジョニーがコンテストを優先したせいで、逮捕されてしまい、さらにはジョニーが刑務所に行っても「もう絶縁だ」と言われてしまいます。
しかし、ジョニーがコンテストでピアノの弾き語りをする姿がたまたまニュースを通じてお父さんの目にも届き、お父さんもジョニーのことを認めます。
マイク(ネズミ) / 声優:セス・マクファーレン(山寺宏一)
小さなネズミの男性で、彼もコンテストを通過した5組のうちの一人です。
ものすごく歌が上手で、ストリートミュージシャンとして生計を立てています。
コンテストの結果が出る前から「自分が絶対に優勝して、10万ドルが自分に手に入る!」と言い張ってしまうようなお調子者です。
アッシュ(ヤマアラシ)/ 声優:スカーレット・ヨハンソン(長澤まさみ)
ヤマアラシの少女。
彼氏のランスと一緒にパンクロックのバンドを組んでいましたが、コンテストにはアッシュのみが合格。
それが原因で、彼氏のラッシュからは浮気をされてしまいます。
ラッシュの浮気が分かったあとは、その気持ちを吹っ切るために曲作りを始め、恋愛の歌をたくさん歌います。
映画「SING/シング」の見所
見所1:「どん底まで落ちたら、あとは上昇するだけさ!」
この映画では、非常に楽天的で後先を考えないコアラのムーンが、いろいろな名言を発言してくれます。
前半部分に出てくる「どん底に落ちると何がすばらしいか知ってるか?残った道は1つだけ。上昇するだけさ!」といった非常に前向きな言葉は、見ている人の心を救ってくれます。
「シング」自体が非常に「夢を持つことの大切さ」を教えてくれる映画となっていますが、このようなムーンの楽観的な名言を聞くことができるのも、この映画の見所の1つです。
その他にも「ダンスは頭で考えるのではなく、体で感じて、音に合わせて勝手に体を動かせばいいんだ」との発言もあり、日々忙しい生活を送る私たちをハッとさせてくれる名言がたくさん詰まっています。
見所2:「夢を持つこと」で、登場人物が変わっていく
ブタのロジータは、日々生活に追われている主婦。
旦那さんとも関係性はうまく行っておらず、子供もたくさんいて、少しモヤモヤとした生活を送っています。
ところが、コンテストの1次審査を通過し、少し自信や希望を持つことができたのか、
- 「大変だ」と思っていた家事を少し工夫したり
- 旦那さんとの関係性が少しずつ変化したり
ロジータがどんどん変化していく姿が描かれています。
また、ゾウのミーナも最初はものすごくモジモジとしているのに、最後の部分では、堂々とゴスペルを歌うまで成長していく過程が楽しめます。
見所3:豪華声優人が歌う曲
先程紹介したように、映画「SING/シング」は字幕/吹き替え版共に、声優が豪華なことも見所です。
登場人物が劇中で歌う歌は、この映画用に書き下ろされたものではなく、
- 中学校の教科書に載っていたような定番曲
- テレビやCMで流れているヒットソング
というような曲が多数取り上げられており、オーディションシーンは踊りたくなってしまうことも。
ちなみに、サウンドトラックも発売されています。
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まとめ
映画「SING/シング」の魅力について説明させていただきました。
また、あまりにも楽天的で、後先考えずに行動するムーンには少しイライラしてしまったり、ハラハラしてしまったりもしますが、そのムーンの「前向きさ」「楽天的な感じ」が、なんとなく、見ているこちらにも勇気を与えてくれます。
そして、出てくる数々のヒット曲にも勝手に身体が反応してしまい、「音楽好きなら、誰にでも見て欲しい映画」と言えるのではないでしょうか。
ぜひ「疲れている人、夢を諦めそうな人」にこそぜひ一度見てほしい映画です!
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