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ドラマーが一番最初に買う機材、ドラムスティック。
しかし、いざ楽器屋に行ってみると…。
大きな棚に何十種類ものドラムスティックがズラリと並べられています。
さらに、ドラムスティックにつけられている説明を見ると
- 406mm×14mm
- ヒッコリー
- ナイロンチップ
などと書いてあります。
何となく意味はわかるけど、実際問題どれを選べば良いのかわかりませんよね…。
これらの違いを語り尽くしたら数時間ぐらいかかりますが、今回は重要度の高い「材質」に焦点を当てて解説します。
初心者でも分かりやすいようにドラムスティック選びに欠かせない材質の違いの説明をしましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
ドラムスティックを選ぶ前に、材質の違いを知ろう
ドラムスティックは、材質がたくさん!
初心者ドラマーからすると、ドラムスティックはどれも似たような木の棒に見えるかもしれません。
ですが、スティックの材質を見てみると、様々な種類があることに気づきます。
- ヒッコリー
- オーク
- メイプル
- バーチ
といった木を使用したものや、
- ナイロンチップ
- アルミ
を使用したドラムスティックもあります。
スティックの材質によって、使い分けることも!
そのため、ジャンルや曲調によってスティックを使い分ける人もいます。
- 大きい音が必要なロックバンドなら、重めで折れにくいスティックを。
- 手数の多いバンドなら、軽めで使いやすいスティックを。
と行った感じですね。
これを買えば間違いない!材質別おすすめドラムスティック
オールラウンドな使い勝手:ヒッコリー(HICKORY)
ドラムスティックの材質として最も一般的でおすすめなのがヒッコリーです。
ヒッコリーはクルミ科の木で、硬さも重さもそこそこ。
温かみのある音を出しやすくオールラウンドに使えるため、初心者から上級者まで幅広いドラマーに愛されている材質です。
ハードヒッターにオススメ:オーク(OAK)
ドングリのなる木、ナラ。
英語ではオークといい、これもドラムスティックに使用されます(メーカーによってはカシの木も使っています)。
ヒッコリーよりも硬く、中身が詰まっていて重め。
その重量感から、初心者の方は振りづらいと感じるかもしれません。
柔らかい音を出したい方に:メイプル(MAPLE)
誰もがその名は知っているであろう木、メイプル。
そんなポピュラーさに反して、ヒッコリー、オークと比べ、クセのある材質かもしれません。
ヒッコリーやオークに比べて軽く、繊細なコントロールに反応してくれるので、細かいニュアンスを出したいジャズなどにおすすめです。
一番重たい木材を使用:バーチ
シンバルメーカーでもあるジルジャン(Zildjian)からは、バーチという木で作られたスティックが出ています。
オークよりもさらに重く、どっしりとした質感です。
たいていのドラムスティックが1本50〜55g程度のところ、このバーチスティックは70g前後あります。
出音もそれだけどっしりとはしていますが、振るだけでも一苦労です。
ここまで「木の素材」を紹介しましたが、違った素材のドラムスティックを持っておいて、自宅練習で日によって使い分けてみるのもおすすめです。
ドラムパッドにも色々な種類がありますが、いつもと違ったスティックを使用してリバウンドや叩き心地に対応できると、プレイの幅がグーンと広がりますよ!
木以外の素材を使ったドラムスティック
硬い音質が得られる:ナイロンチップ
ドラムスティックの先端部分のチップと呼ばれる部分に、ナイロン素材のものを使用しているものもあります。
アルミを使用した耐久性抜群のドラムスティック
アヘッド(AHEAD)というメーカーのドラムスティックは、他のものとは一風変わっています。
アルミニウムの芯に樹脂製のカバーを被せた構造になっていて、そのカバーと先端(チップ)、そして持つ部分(グリップ)の取り外しが可能。
パーツを換装することで、芯から折らない限りはいつまでも使い続けることができます。
一番軽いタイプのものは木のスティックと同じくらいの重さですが、重心の関係か振り心地は独特。
まとめ:こだわりがなければ”ヒッコリー”がおすすめ
今回色々な素材のものを紹介しましたが、初心者にはとりあえずヒッコリーがおすすめ。
バランスが取れているので、今違う材質のスティックを使っていても、抵抗なく扱えると思います。
そして、ドラムスティックの扱いに慣れてきたら、ぜひオークやメイプルも触ってくださいね。
最後に、今後ライブや練習で役立つ「スティックホルダー」について紹介しておきます。
- 曲によってスティックを使い分けたい!
- 練習中にスティックを使い分けたい!
こんな思いに応えてくれる、便利なアイテムです。
興味がありましたら、合わせてご確認ください!